日本全国！都道府県別名物食べ物ガイド
大分県とは
大分県は九州の東部に位置し、豊かな自然と温泉で有名な県です。海に面した地域では新鮮な魚介類が獲れ、山間部では野菜や果物が育ちます。また、大分県は日本で最も温泉の数が多く、別府温泉や由布院温泉などの人気スポットがあります。そんな大分県には、地域ごとに特色のある美味しい食べ物がたくさんあります。
大分県の名物食べ物とは
大分県の名物食べ物は、地元の食材を使ったシンプルで素朴な郷土料理が多いです。しかし、それだけではありません。大分県は歴史的に中国や朝鮮半島との交流が盛んで、外国の影響を受けた料理もあります。また、近年では若者や観光客向けにアレンジされた新しい料理も登場しています。ここでは、大分県の名物食べ物の中から代表的なものをいくつかご紹介します。
りゅうきゅう
りゅうきゅうとは、サバ・アジ・ブリなどの旬の魚の切り身を醤油ダレに漬け込み、薬味をかけていただく郷土料理です。醤油ダレは甘辛くてコクがあり、薬味は生姜・ネギ・大葉・唐辛子などが使われます。りゅうきゅうは冷たくてさっぱりとした味わいで、お酒のおつまみにもぴったりです。大分県では昔から家庭で作られてきましたが、今では居酒屋やレストランでも提供されています。
ごまだしうどん
ごまだしうどんとは、焼いた白身魚をすり潰し、醤油・ゴマ・みりんなどを加えて作った佐伯地方の万能調味料「ごまだし」を使ったうどんです。ごまだしは瓶詰めで売られており、他にも豆腐や野菜などにかけて食べることができます。ごまだしうどんは熱々の出汁にごまだしを溶かして作るシンプルな料理ですが、ごまだしの風味が豊かで深みがあります。佐伯市内や周辺の店舗で食べることができます。
手延べだんご汁
手延べだんご汁とは、地粉をこねて作った団子をヒモ状に伸ばし、季節の野菜とともにいりこダシで煮込んだ味噌仕立ての汁物です。手延べだんごはもちもちとした食感で、味噌汁によく合います。手延べだんご汁は大分県の山間部で古くから食べられてきた料理で、冬には暖かくて栄養豊富な食事として重宝されます。大分市内や別府市内などの店舗で食べることができます。
吉野鶏めし
吉野鶏めしとは、炊きたてのお米に、醤油や酒などで味付けた鶏・ごぼうを混ぜ込んだ大分市吉野地区に伝わる鶏の炊き込みご飯です。吉野鶏めしは、昔から祭りや行事の際に作られてきましたが、今では一般的な家庭料理としても親しまれています。吉野鶏めしは、鶏肉の旨味とごぼうのシャキシャキ感が楽しめるシンプルな料理ですが、各家庭や店舗によって微妙に味付けが異なります。大分市内や別府市内などの店舗で食べることができます。
津久見ひゅうが丼
津久見ひゅうが丼とは、切り身にしたマグロの赤身に、ゴマ・しょう油・砂糖などで作った特製のゴマダレを和え、ご飯の上にのせた保戸島の郷土料理です。津久見ひゅうが丼は、保戸島で獲れるマグロを使った料理で、ゴマダレがマグロの風味を引き出します。津久見ひゅうが丼は、保戸島だけでなく津久見市内や大分市内などでも食べることができます。
黄飯・かやく
黄飯・かやくとは、クチナシの実で黄色に色づけしたご飯「黄飯」に、焼いてほぐしたエソの身に、根菜や豆腐などを加えて煮込んだ「かやく」をかけて食べます。黄飯・かやくは、大分県中津市に伝わる料理で、昔から祝い事やお客様のもてなしに使われてきました。黄飯は香り高くて美味しく、かやくはエソの旨味と野菜の甘みが溶け合った味わいです。中津市内や周辺の店舗で食べることができます。
とり天
とり天とは、鶏肉に醤油や生姜などで下味をつけ、衣をまぶして揚げた鶏肉の天ぷらです。とり天は大分県全域で食べられている料理ですが、特に中津市では有名です。中津からあげとも呼ばれるこの料理は、冷めても美味しく食べれるように、中はジューシー、外はサックリと揚げるのが特徴です。とり天はそのままでも美味しいですが、大分県特有のポン酢やタルタルソースと一緒に食べると更に美味しさが引き立ちます。大分市内や別府市内などの店舗で食べることができます。
別府冷麺
別府冷麺とは、よく冷えた和風ダシのスープに、弾力のあるのど越しの良い麺が特徴の別府名物です。具材にはキムチやゆで卵、野菜などがトッピングされ、辛さを調節するための唐辛子や酢が添えられます。暑い夏には特におすすめの一品で、別府市内の多くの店舗で提供されています。
中津からあげ
中津からあげとは、ニンニクや生姜などの調味料に漬け込んだ醤油や塩ベースの唐揚げが主流で、冷めても美味しく食べれるように、中はジューシー、外はサックリと揚げるのが特徴です。中津からあげはそのままでも美味しいですが、大分県特有のポン酢やタルタルソースと一緒に食べると更に美味しさが引き立ちます。中津市内や大分市内などの店舗で食べることができます。
まとめ
以上、大分県の名物食べ物をいくつかご紹介しました。大分県は海の幸、山の幸が豊富で、その食材を活かした多彩な料理があります。また、地域ごとに独自の食文化があり、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。大分県を訪れた際には、ぜひこれらの名物料理を味わってみてください。